
玉砕瓦全の読み方
- 玉砕瓦全
- ぎょくさいがぜん
「玉砕瓦全(ぎょくさいがぜん)」という四字熟語の読み方について解説いたします。まず、四字熟語は四つの漢字から成り立っており、それぞれの漢字には独自の意味があります。この場合、各漢字の読み方とその成り立ちを見ていきましょう。 1. 「玉(ぎょく)」: 「玉」は「ぎょく」と読み、宝石や貴重なものの象徴として使われます。なお、この漢字は通常「たま」とも読まれますが、四字熟語では「ぎょく」と読むことが一般的です。 2. 「砕(さい)」: 「砕」は「さい」と読み、「くだく」や「くだける」といった意味を持ちます。この漢字は「砕ける」という動詞から来ており、破壊や粉砕のイメージを持っています。 3. 「瓦(が)」: 「瓦」は「が」と読まれ、屋根などに使われる材料を指します。この漢字は一般的に「かわら」とも讀まれますが、ここでは「が」と読むことで意味が強調されます。 4. 「全(ぜん)」: 最後の「全」は「ぜん」と読み、完全であることや全体を指す漢字です。なお、この漢字は「すべて」や「まったく」という意味を持つこともあります。 これらの漢字を組み合わせることで、「玉砕瓦全」という言葉が形成されています。各漢字が持つ音の響きが組み合わさることで、特定の意味合いが生まれます。また、漢字の読みが複数ある場合でも、特定の場面や文脈によって使用される読み方が変わることもあるため、注意が必要です。「玉砕瓦全」の読みは「ぎょくさいがぜん」となり、その響きにも独特の情緒が感じられます。
「玉砕瓦全(ぎょくさいがぜん)」とは、戦って勝敗にかかわらず、最後まで全力を尽くして戦った結果として、完全に壊滅的な状況に至ることを指す四字熟語です。この語は、本来は「玉」と「瓦」という対照的な二つの存在に象徴されています。「玉」は貴重で価値のあるものを指し、「瓦」はその反対に、壊れやすく価値が低いものを意味します。このことから、玉砕とは決死の覚悟で戦うことを指し、瓦全はその戦いの末に無傷の状態でいることができないことを表します。 この四字熟語は特に戦争や競争において、目的達成のために全てを賭けて戦った結果、生き残るものが何もない状態になってしまうことを意味します。歴史的には日本の太平洋戦争における戦闘で用いられることが多く、特に自決志願などの文脈で使われることがありました。現代においては、全力を尽くすことの重要性や、勝ち目が薄い場面での奮闘を表す際に引用されることがあります。
- 彼は最後の戦いで玉砕瓦全の精神で立ち向かうことを決意した。
- 企業の理念として玉砕瓦全を掲げ、全員が一丸となってプロジェクトに取り組んでいる。
- 一蓮托生:生死を共にし、運命を共にすること。
- 壮志未酬:大きな志を持っているが、それを果たす機会がまだ来ていないこと。
- 不屈不撓:どんな困難にも屈せず、粘り強く立ち向かうこと。
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