
鬱鬱勃勃の読み方
- 鬱鬱勃勃
- うつうつぼつぼつ
「鬱鬱勃勃(うつうつぼつぼつ)」は、漢字の音読みと訓読みの組み合わせから成り立っています。まず、「鬱(うつ)」は、音読みで「ウツ」とも読まれることがありますが、この四字熟語では「うつ」と読みます。次に、同じく「鬱(うつ)」が続き、二度繰り返されます。この「鬱」は、「物事が煮詰まっている様子」や「気分が優れない様子」を表す漢字です。 続いて「勃(ぼつ)」は、「ぼつ」と音読みされ、この場合は、そのまま音読みの形を取ります。「勃」という漢字は「動き出す」や「湧き上がる」といった意味があります。最後に、もう一度「勃(ぼつ)」が繰り返されます。 この四字熟語は、漢字の意味に加え、その繰り返しの形状が独特で、感情の高ぶりや盛り上がりを強調する効果があります。このように、同じ漢字を2回ずつ使うことで、より強い印象を与える表現方法が取られています。したがって、「鬱鬱勃勃」は、意味の理解だけでなく、読み方や成り立ちを知ることで、その感情的な深みをより理解できるようになります。
「鬱鬱勃勃(うつうつぼつぼつ)」は、主に自然の中での景色や状態を表現する言葉で、特に青々と茂った草木の様子や、活力あふれる生気を指します。この四字熟語は、豊かな緑や繁栄をイメージさせる場合もあれば、感情や気分に対しても使われることがあります。ずっと晴れない日々や、物事が停滞している状況に対しても使われることがあり、「鬱鬱」は沈んだ様子や憂鬱な気持ちを表し、「勃勃」は生い茂る様子や元気に満ち溢れているさまを示します。このように、両方の表現が融合することで、単に自然の状態だけでなく、心の状態にも関連付けられることがあるのです。
- 最近、彼の気分は鬱鬱勃勃で、何をするのも億劫に感じている。
- この天候が続くと、町全体が鬱鬱勃勃として活気を失ってしまう。
- 憂憤忿懣:強い不満や怒りを抱く様子。
- 重苦堅固:重く、堅い雰囲気が漂うこと。
- 沈鬱黙寡:沈んだ気分や、口数が少ない様子。
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