
捨身飼虎の読み方
- 捨身飼虎
- しゃしんしこ
「捨身飼虎(しゃしんしこ)」という四字熟語の読み方について詳しく解説いたします。「捨身」は「しゃしん」と読み、「身を捨てる」という意味が含まれています。「身」は肉体や自己を意味し、「捨てる」は使わずに放置することを指します。つまり、何かのために自分を犠牲にするという考え方がここに表れています。 次に「飼虎」ですが、こちらは「しこ」と読みます。「飼」は「飼う」の意味で、動物を世話して育てることを指します。「虎」は、そのまま「とら」と読みますが、ここでは身近にいる猛獣を意味します。つまり、危険を抱えながらもその動物を飼うという表現です。 この四字熟語全体は、非常に強い意味を持つもので、一部の漢字の音読みと訓読みが巧みに組み合わさっています。「捨身飼虎」のような四字熟語では、各漢字の読み方を正確に理解することが重要で、その読み方によって意味合いが色濃く反映されることが多いです。そのため、しっかりと漢字の読みや成り立ちを理解することが、日本語を学ぶ上で大変役立ちます。
「捨身飼虎(しゃしんしこ)」は、困難な状況に身を投じて、他者を助けたり守ったりすることを意味する四字熟語です。この言葉の由来は、古代中国の故事にあります。故事では、虎が人を襲う危険な存在であるため、虎を飼うことは非常に危険ですが、家を守るためにその危険を顧みず虎を飼う決意をするという様子から生まれました。要するに、自分自身の身を捨ててでも大切なものや人を守る姿勢を表現しています。この言葉は、自己犠牲を伴う勇気ある行動を称賛する際に使われることが多いです。
- 彼は捨身飼虎の精神で、仲間を守るために危険な任務に挑んだ。
- 捨身飼虎の覚悟で、彼女は新しいビジネスに全てを賭けた。
- 身を捨ててこそ:自分を犠牲にしてこそ、他人を救うことができるという考え。
- 危難も厭わず:危険や困難を恐れずに行動すること。
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