
満目荒涼の読み方
- 満目荒涼
- まんもくこうりょう
「満目荒涼(まんもくこうりょう)」は、四字熟語の一つで、読み方の構成は以下の通りです。まず、最初の部分「満目(まんもく)」ですが、これは「満」という字が「いっぱい」という意味を持ち、「目」が「視界」や「目に見えるもの」を指します。つまり、満目は「目の前にあるものがいっぱい」という概念を表します。 次に「荒涼(こうりょう)」についてです。「荒」という字は「荒れ果てた」という意味を持ち、「涼」という字は「寂しい」や「寒々しい」というニュアンスを含みます。これを合わせて「荒涼」は「寂しさや寒さが広がっている様子」を示します。 したがって、「満目荒涼」は、満たされた視界の中で広がる荒れ果てた景色を表現するということになります。この四字熟語は、感情や状況を濃厚に伝えるため、文学や詩などでも頻繁に用いられます。 音の読み方としては、「まんもくこうりょう」と音読する際には、初めの「まん」が「まんじゅう」「まんが」などの「まん」と同じ音となり、「もく」は「目」と同様、伸ばす「モ」に「ク」が続きます。後半の「こうりょう」も、各音がともに滑らかにつながるイメージで読むことがポイントです。単語をスムーズに音読する練習をすることで、自然な発音が身に付きます。
「満目荒涼(まんもくこうりょう)」は、目に映る全ての景色が荒れ果て、寂しい様子を表現する四字熟語です。この表現は、目の前に広がる風景が完全に荒れていて、何もない、または悲しい様子を指します。具体的には、例えば廃墟となった土地や、枯れた草木が広がる光景などを指し、そこに生命感や活気がまったく感じられない状態を表しています。この表現は、単に自然の景色に使われるだけでなく、人の心情や状況にも応用されることがあり、孤独感や無気力感を強調する際にも用いられます。
- 彼の目の前には、満目荒涼とした風景が広がっていた。
- その村は戦争によって満目荒涼とし、誰も住むことができなかった。
- 荒廃:壊滅的な状態を指し、物や土地が荒れ果てた様子。
- 無人地帯:人が全くいない広大な土地を指す表現。
- 寂寥:人がいないために、寂しく荒れ果てていること。
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