
空理空論の読み方
- 空理空論
- くうりくうろん
「空理空論(くうりくうろん)」の読み方について詳しく解説します。この四字熟語は「空」と「理」、「空」と「論」という二つの部分に分けることができます。まず、最初の「空(くう)」ですが、これは「無い」や「実体がない」という意味を持っています。次に「理(り)」は「理屈」や「道理」を指し、全体としての「空理」とは「実体の無い理屈」という意味合いになります。また、「空(くう)」の後に続く「論(ろん)」は「議論」や「論じること」を表し、こちらも実体のない議論を指します。したがって、「空理空論」とは「実のない理屈や議論」ということで、読み方は「くうりくうろん」となります。 この四字熟語の構成は、音のリズムにも注意が必要です。両方の部分に「空」が含まれているので、音の響きが繰り返されることで、印象的な言葉になっています。日本の漢字の読みは意外に複雑ですが、こうした特徴を理解することで、よりスムーズに読むことができるようになるでしょう。
空理空論(くうりくうろん)とは、実際には役に立たない、空虚で意味のない理論や議論を指す言葉です。この熟語は、物事を真剣に考えず、表面的な理屈や理論だけを持ち出している状態を表現しています。一般的には、具体的な実践や現実という土台がないまま、空虚な理屈に依存している様子を批判的に用いられることが多いです。 例えば、企業や社会での問題解決において、具体的なデータや体験に基づかず、妄想的な理論だけを展開することは「空理空論」と呼ばれることがあります。この言葉は、実行可能性や実際性の欠如を指摘する際に使われるので、注意深く用いる必要があります。
- 彼の理論は空理空論に過ぎないと批判された。
- 私たちは空理空論を語っている場合ではない、現実の問題を解決しなければならない。
- 虚理虚論:空虚な理論や議論。
- 空論空事:実際には意味を持たない議論や事柄。
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