
絶体絶命の読み方
- 絶体絶命
- ぜったいぜつめい
「絶体絶命(ぜったいぜつめい)」という四字熟語は、漢字の読み方に注目すると、各漢字の音読みを組み合わせてできた言葉です。まず「絶」は「ぜつ」と読み、「体」は「たい」、「絶体」は「ぜったい」となります。「絶」という字は「切る」「断つ」といった意味を持ち、「体」は「物や事の本質」を示します。次に「絶命」の部分ですが、「命」は「めい」とも読まれますが、この文脈では「めい」と読まないことが一般的で、「絶命」は「ぜつめい」と読みます。これらの音を合わせることで、「ぜったいぜつめい」となり、全体の熟語の響きが生まれます。 この表現は、漢字が持つ意味の強さを体現していると同時に、音の響きの美しさも感じられます。また、音読みは漢字が中国から伝わってきた際に日本で用いられるようになった読み方で、特に四字熟語ではこの音読みが主流です。「絶対絶命」のように言葉が持つ強い意味を表現する際には、こうした音読みのリズム感が重要な役割を果たします。
「絶体絶命(ぜったいぜつめい)」とは、逃げ場が全くなく、非常に危険な状態や緊急の局面を指す四字熟語です。この言葉は、もともとは戦や困難な状況において、どのようにしても回避できない致命的な状況を表しています。 「絶体」は「すべての手段や方法が尽きている状態」を、また「絶命」は「命が尽きる、死亡すること」を意味します。 この言葉は、人生の中で直面するさまざまな困難や窮地を表現する際に使われます。例えば、ビジネスの失敗や、人間関係のトラブル、あるいは緊急の危険に直面している場合などに用いられることがあります。言い換えれば、絶体絶命は非常に困難な状況にある際に、自らの力だけでは解決できないことを示唆しています。もちろん、そういった状況にあるからこそ、冷静な判断や外部の助けを求めることが重要です。
- 彼は絶体絶命の危機に直面していたが、冷静に対処することができた。
- そのチームは絶体絶命の状況で逆転を果たし、観衆を驚かせた。
- 当面危機:非常に危険な状態にあること。
- 困難極まりない:極度に困難であること。
- 絶望的状況:希望が全く無くなった状態。
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