
嚆矢濫觴の読み方
- 嚆矢濫觴
- こうしらんしょう
「嚆矢濫觴(こうしらんしょう)」という四字熟語は、古典的な漢語から成り立っています。それぞれの漢字の読み方を見ていきましょう。 まず、「嚆(こう)」の部分ですが、ここは音を表す言葉です。嚆矢は「矢を引く音」という意味が含まれており、特に「こう」と読みます。この漢字は、物事の始まりを示す象徴的な意味を持っています。 次に「矢(し)」ですが、これは「や」とも読みますが、「し」と訓読みすることもあります。ここでは「矢」自体が音を発する象徴であり、始まりの合図を表しています。 続いて「濫(らん)」は「はびこる」「あふれる」という意味を持ち、「らん」と読まれています。「濫」の字は「水が流れ出す様子」や「豊かに広がる様子」を表現していることから、何かが空間や時間の中で広がりを見せる時にも使われます。 最後の「觴(しょう)」は、「杯」や「酒に関するもの」を意味し、「しょう」と読みます。これは、飲み物を注ぐこと、さらには何かを取り入れることの象徴として捉えられます。 このように、「嚆矢濫觴」の読み方を詳しく解説すると、各字の音と意味が物事の始まりが大きく広がる様子を示す重要な要素となっています。特に、音の響きやリズムがこの言葉全体の魅力を引き立てています。
「嚆矢濫觴(こうしらんしょう)」という四字熟語は、物事の始まりや起源を指す言葉です。この語の語源には、二つの部分があります。「嚆矢」とは、矢が放たれるときに発する音、つまり本格的に何かが始まることを意味します。一方、「濫觴」は水の流れの始まりや源泉を表しており、そこからさまざまな出来事が生じる様子を示しています。合わせて考えると、物事の発端や根源を強調する表現となります。具体的には、ある事象や行動の起源を示す際に用いられることが多く、歴史や文化について語るときに便利な言葉です。
- この研究は、環境問題に対する意識の嚆矢濫觴となった。
- 私たちの活動は、地域社会の発展における嚆矢濫觴と考えられている。
- 春秋戦国:物事の始まりや出発点を示すこと。
- 一念発起:ある思いを抱いて物事を始めること。
- 始まりの一歩:物事を始めることの重要性を示す。初めの行動を指す。
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