
多事多忙の読み方
- 多事多忙
- たじたぼう
「多事多忙(たじたぼう)」は、漢字の音読みを基本にした四字熟語です。まず、それぞれの漢字の読み方を見ていきましょう。 1. **多(た)**: この漢字は「多い」という意味を持ち、音読みでは「タ」と読みますが、訓読みでは「おおい」とも言います。この熟語で使用される際には、音読みの「た」が使われます。 2. **事(じ)**: この漢字は「こと」や「しごと」という意味を持ちます。音読みでは「ジ」となり、熟語の中ではこちらを用います。 3. **多(た)**: 先ほど述べたように、この漢字は再び「多く」という意味で使われます。同じ文字が繰り返し使用されていますが、意味は変わりません。音読みとしては再度「た」を使用します。 4. **忙(ぼう)**: この漢字は「忙しい」という意味で、音読みでは「ボウ」です。訓読みでも「いそがしい」と読むことができますが、ここでは音読みを用いているため「ぼう」となります。 以上を踏まえると、各漢字の音読みを組み合わせて「たじたぼう」となります。日本語においては、音読みと訓読みが用いられることが一般的ですが、この熟語はすべて音読みで構成されている点が特徴です。また、四字熟語は通常、特定の意味を持つ表現として使用されるため、その読み方を正確に理解することが重要です。
「多事多忙(たじたぼう)」とは、非常に多くの事務や事情があって、忙しさが増している状態を指します。この言葉は、日常生活や仕事において、やるべきことが多すぎて時間が足りない、または十分な注意を払うことが困難な状況を表現する際に使用されます。たとえば、職場で複数のプロジェクトを同時に進めたり、家庭で様々な用事が重なったりしている場合に「今は多事多忙な状況です」と形容することができます。この言葉の構成の中には、「多事(たじ)」が「多くの事柄」や「様々な出来事」を意味し、「多忙(たぼう)」が「非常に忙しい」という意味があります。つまり、多くの事柄に追われていることで忙しさが増しているというニュアンスが込められています。
- 忙しい日々が続き、仕事も私用も多事多忙な状態です。
- 彼は多事多忙ではあるが、時間を見つけては趣味にも取り組んでいる。
- 多忙多事:多くの用事や仕事があって非常に忙しいこと。
- 千忙万忙:非常に忙しい様子で,仕事や用事がとても多いこと。
- 雑忙万端:多くの雑務に追われ、忙しさが極まる様子。
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