
不承不承の読み方
- 不承不承
- ふしょうぶしょう
「不承不承(ふしょうぶしょう)」という四字熟語の読み方について解説いたします。まず、この言葉は「不承」と「不承」の二つの部分から成り立っています。「不」は「否定」を意味し、「承」は「承認する」「受け入れる」といった意味があります。従って、「不承」は「承認しない」という意味を持ちます。これが二つ並ぶことで、強調の意味が生まれ、あまり積極的ではない感情や態度を示します。 「ふしょうぶしょう」とは、音読みと訓読みが組み合わさっている一例です。日本語には漢字の音読み(音訓)や訓読み(くんよみ)があり、「承」という漢字は本来音読みで「しょう」と読みますが、二つ重なることによって「ぶしょう」という響きが生まれます。このように、音読みの繰り返しがあることで、独特の響きとリズムを形成しています。 また、この熟語は音としても印象深く、漢字の持つ意味が繊細に伝わる作品でもあります。「ふしょうぶしょう」という響きは、何かを受け入れたくないという内面的な葛藤や、不満の感情を表現するのに適しています。このように、日本語の四字熟語はそれぞれが持つ音と意味が密接に結びついており、深い表現を可能にしています。
「不承不承(ふしょうぶしょう)」とは、物事を心から承諾しているわけではなく、あまり乗り気ではない様子を表す四字熟語です。具体的には、何かに対して渋々同意したり、消極的な態度で応じることを指します。この言葉の「不承」は「承認しないこと」、「不承」の部分も同様に受け入れない気持ちを表しています。つまり、完全に納得しているわけではなく、やむを得ずコトを進めるというニュアンスを含んでいます。仕事や関係の中で、あまり気乗りしない決定や要求に対して使われることが多いです。
- 彼は不承不承、仕事を引き受けることにした。
- 不承不承だったが、彼女は友人の頼みを聞いた。
- 渋々:やむを得ず、気が進まないままに物事を行う様子。
- 強いて:無理やりに、または望まないのに行うこと。
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