
矛盾撞着の読み方
- 矛盾撞着
- むじゅんどうちゃく
「矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)」という四字熟語は、発音を分解して理解することが重要です。まず「矛(む)」は、「矛」という漢字から来ており、古代の武器の一種を指します。「盾(じゅん)」は「盾」の音読みが「じゅん」ですが、この熟語では「矛」と「盾」が対立を表す象徴となっています。 次に「撞着(どうちゃく)」ですが、こちらは「撞(どう)」と「着(ちゃく)」の二つの漢字から成り立っています。「撞」は「ぶつかる」という意味を持ち、「着」は「到達する」という意味があります。この組み合わせにより、二つの矛盾した事柄がぶつかり合い、辻褄が合わない状態を表す表現となります。 全体として「矛盾撞着」は「むじゅんどうちゃく」と読みますが、音に分けて発音すると「むじゅん」と「どうちゃく」に分かれ、両者の対立や矛盾を強調する形で捉えることができます。明確な発音を心掛けることで、この言葉の持つ意味やニュアンスがより理解しやすくなります。
「矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)」とは、二つ以上の事柄や主張が矛盾している状態を指す四字熟語です。この言葉は、特に論理的な議論や説明において、一方が成立するためには他方が成り立たないような矛盾した状況を表す際に用いられます。\n\n「矛盾」の部分は、互いに対立する二つの事柄が共存できないことを示し、「撞着」は、特にその矛盾によって際立つことや、意見や言動が食い違っていることを指します。\n\n例えば、ある人が「太陽は絶対に海に沈まない」と言ってから、「ところで、夜の海は暗いですね」と発言した場合、前の言葉と後の言葉との間に矛盾が生じています。このような場合に「矛盾撞着」と言うことができます。この用語は、文学や哲学、日常会話などさまざまな場面で使用され、特に論理的な議論においてその重要性が際立ちます。
- この計画は矛盾撞着しているため、実行することが難しい。
- 彼の意見は矛盾撞着しており、どちらを信じていいのかわからない。
- 自家撞着:自分自身の言動や見解が矛盾していること。
- 矛盾無き言:矛盾がないこと。または、整合性があること。
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