
遅疑逡巡の読み方
- 遅疑逡巡
- ちぎしゅんじゅん
「遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)」という四字熟語は、二つの部分から成り立っています。まず最初の部分「遅疑(ちぎ)」は、"遅れる"という意味の「遅」と、"疑う"という意味の「疑」から構成されています。「遅疑」自体は、物事を決断する際にためらいや迷いを持つことを示す言葉です。次に「逡巡(しゅんじゅん)」は、"逡(しゅん)"にてんてんをつけた「逡」と、"巡(じゅん)"から来ています。「逡巡」は、頻繁に動き回る様子や、考えあぐねて決断に迷うことを表します。 この四字熟語全体が持つ意味は、決断が遅れて迷っている状態を指しますが、その読み方においては、熟語の組み合わせとしてのリズムや音の響きも重要です。「ちぎ」は「遅疑」の訓読みで、それに続く「しゅんじゅん」は両方とも音読みです。特に、中国語の影響が強い漢字語のため、音の組み合わせには独特なリズムが存在し、日本語においてもそのリズム感が大切にされています。これらの要素が合わさることで「遅疑逡巡」という熟語が形成されているのです。
「遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)」は、物事を決断する際にためらったり、迷ったりすることを指す四字熟語です。この言葉は、遅れて疑うこと(遅疑)と、迷って行動をためらうこと(逡巡)を組み合わせたもので、すばやく判断を下すことができず、ぐずぐずしている様子を表しています。特に、何かの決断をする際に自信が持てず、結果的に行動を起こせない状態を指します。日常会話やビジネスの場において、こうした状況を表現するのに使われることが多いです。 例えば、「彼はプロジェクトの進め方について遅疑逡巡しているため、進展がない」というように使用されます。
- 彼は遅疑逡巡しているうちに、重要な決定を逃してしまった。
- 何度も考え直した末に、やっと遅疑逡巡から解放された。
- 優柔不断:決断に迷い、物事をためらうこと。
- 躊躇不決:迷いが生じ、決断できないこと。
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