
柘榴の読み方
- 柘榴
- ざくろ
柘榴の読み方解説
「柘榴(ざくろ)」という言葉は、日本語の音読みと訓読みの特徴をよく表しています。「柘榴」という漢字は、中国語では 'zǐpó' と呼ばれ、日本に入ってきた際に音読みをもじったものです。特に、音読みの「ざくろ」は、古い日本語の音韻体系において、漢字の音をもとに発音が変化した結果です。前半の 'ざく' は、音読みの「ザ」部分と訓読みの「柘」の音が結びついて成立しました。後半の 'ろ' は、音節を完成させるために加えられた音です。こうして 'ざくろ' という音が生まれました。それに対し、漢字の意味としては、植物の実を指し示すことが主な役割ですが、読み方自体はこのように音の変遷を経たものです。「柘榴」はもともと中国で生まれた言葉が日本に伝わり、最終的には日本語として定着したという興味深い経緯があります。
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