
一蹶不振の読み方
- 一蹶不振
- いっけつふしん
「一蹶不振(いっけつふしん)」の読み方について解説いたします。まず、この四字熟語は以下のように分解される漢字で構成されています。 1. 「一(いち)」:数を表す漢字で、ここでは「一つ」という意味です。日本語では「いち」と読みます。 2. 「蹶(けつ)」:これは「つまずく」という意味を持つ漢字です。読みは「けつ」で、蹴るや跳ねるという動作とも関連があります。 3. 「不(ふ)」:否定を表す漢字で、「ない」や「~でない」といった意味です。読みは「ふ」または「ぶ」となりますが、ここでは「ふ」が正しい読みです。 4. 「振(しん)」:これは「振る」という意味の漢字で、動作や状態を示します。読みは「しん」ですが、ここでは「振る」が該当するため、その動作から連想できる音を選びます。 このように、「一蹶不振」は、各漢字の読みが組み合わさることで「いっけつふしん」となります。日本の漢字は基本的に音読み(漢音や呉音など)と訓読み(日本の古語に基づく読み)があり、四字熟語の読み方は通常音読みを基にするため、音読みの「いっけつふしん」が採用されています。 また、「いっけつふしん」の全体的な響きとしても、均一なリズム感があります。これにより、自然な流れで発音されることが特徴です。日本語を学ぶ際には、こうした音の響きや漢字の成り立ちを意識することで、より深い理解が得られるでしょう。
一蹶不振(いっけつふしん)は、物事が一度の失敗や挫折で、その後も全く元気を失ったり、再び立ち上がることができない状態を意味する四字熟語です。この表現は、特に何かに挑戦した際に一度の逆境を経験すると、そのことが影響して再び行動するのをためらう、もしくは困難に直面して二度と進めなくなる様子を指します。「一蹶」は一度蹶け(失敗すること)という意味、「不振」は元気がない、またはうまくいかないことを表します。一般的には、厳しい状況下で挫けずに再挑戦することの重要性を示したり、人が挑戦することを恐れたりしてしまう様子を悔いる文脈で使われることが多いです。
- 彼は失敗しても一蹶不振を貫き、再び挑戦する姿勢を崩さなかった。
- 逆境にあっても一蹶不振の精神で立ち向かうことが大切です。
- 不屈不撓:どんな困難な状況にも屈せず、努力を続けること。
- 臥薪嘗胆:困難を乗り越えるために苦労することを意味し、目標を達成するための忍耐を表す。
- 八面六臂:多方面にわたって活躍する様子を表し、困難に負けず努力する姿勢を示す。
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