
怒髪指冠の読み方
- 怒髪指冠
- どはつしかん
「怒髪指冠(どはつしかん)」という四字熟語の読み方について詳しく解説いたします。この言葉は「怒(ど)」「髪(はつ)」「指(し)」「冠(かん)」の4つの漢字から成り立っています。 まず、各漢字の読み方を見ていきましょう。「怒」は「ど」と読み、感情の中でも特に怒りの感情を表します。「髪」は「はつ」と読み、髪の毛のことを指します。「指」は「し」と読み、指すこと、あるいは何かを示すことを意味します。「冠」は「かん」と読み、頭にかぶるもの、または地位や名誉の象徴を指す言葉です。 四字熟語は通常、これらの漢字の意味が合わさって特定の意味を持つようになりますが、読み方はその構成要素がもつ音読みや訓読みの組み合わせに基づきます。「怒髪指冠」を「どはつしかん」と読むのは、音読みと訓読みのバランスに基づいて設定されています。特に「髪」は訓読みの「はつ」、他の漢字は音読みが用いられています。 そのため、このような読み方が可能となる背景には、日本語における漢字の多様な読み方の仕組みがあります。この言葉は、もともと髪の毛が逆立ち、その様子が非常に怒りに満ちている様子を表現したものです。ですので、音やリズムにも注意を払って「どはつしかん」と発音することが大切です。
「怒髪指冠(どはつしかん)」は、非常に激しい怒りを表現する四字熟語です。この言葉は、怒りが高まりすぎるあまり、髪の毛が逆立ち、まるで冠を指し示すような姿をイメージしています。具体的には、感情が高ぶっている状態や、抑えきれない怒りを表す際に用いられます。歴史的には、古い文献や詩文に見られる言い回しであり、これによって表現される怒りの激しさは、ただの怒りとは一線を画します。日常会話ではあまり使われないものの、文学作品やフォーマルな場面で、強い感情を強調するために使われることがあります。
- 彼は自分の意見が無視されたことに怒髪指冠し、大声で反論した。
- 会議中にみんなが彼の提案を却下した瞬間、彼は怒髪指冠となり、諭すように意見を述べた。
- 怒髪天を衝く:非常に激しい怒りを表現する様子。
- 憤怒のあまり:怒っている状態を示す表現。
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