
異口同音の読み方
- 異口同音
- いくどうおん
「異口同音(いくどうおん)」という四字熟語の読み方について解説いたします。この熟語は、漢字それぞれの読み方を理解することで、全体の意味や響きがより納得できるようになります。 - 「異(い)」:この漢字は「ちがう」といった意味を持ちますが、音読みの「い」は通常、物事の「違い」や「異なる点」を表す際に使われます。 - 「口(く)」:この部分の音は「コウ」とも読みますが、ここでは「く」と読まれています。この「口」は、言葉や発言と関連しており、人が話すことを象徴しています。 - 「同(どう)」:この漢字は「おなじ」という意味を持ち、音読みの「どう」は、さまざまな状況で共通性や一致を表します。 - 「音(おん)」:音は「おん」と読むのが一般的ですが、ここでは「おん」自体が「音声」や「声」といった意味合いを持ち、人間のコミュニケーションにおける音を指します。 このように、「異口同音」を分解して読み方を見ていくことにより、単なる音の集合ではなく、それぞれの漢字が持つ意味が全体に影響を与えていることがわかります。日本語は、漢字の音読みと訓読みが混在しているため、熟語の読み方を理解する際には、漢字がどのように組み合わさっているのかを考えることが重要です。
「異口同音(いくどうおん)」とは、異なる人々が別々の言葉や立場から同じことを言ったり、同じ意見を持ったりすることを指します。この四字熟語は、文字通りに解釈すると「異なる口から同じ音が出る」という意味になります。つまり、異なる背景や視点を持つ人たちが、結果的に同じ考えや意見を表明する様子を表しています。 この表現は、特に何かの議論や問題について、多様な人々が一致した意見を示す際に使われることが多いです。たとえば、社会問題や政治的なテーマに関して、様々な立場の人が同じ見解を持っているときなどに、「異口同音だ」と言ったりします。 一般的には、その一致した意見が特に重要なものであった場合に、より強調された形で用いられます。これにより、何かの意見や立場が広く受け入れられていることを示唆することができるのです。
- 会議中、彼らは異口同音に同じ意見を述べた。
- 異口同音で異なる意見が出ることは珍しい。
- 同音異義:同じ音で異なる意味の言葉。
- 一致団結:全員が同じ目的に向かい協力すること。
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