
狂瀾怒濤の読み方
- 狂瀾怒濤
- きょうらんどとう
「狂瀾怒濤(きょうらんどとう)」という四字熟語は、漢字の音読みと訓読みを組み合わせた言葉です。 まず、各漢字の読み方を見ていきましょう。「狂」は「きょう」と読みます。この字は通常、感情が高ぶる様子を表す際に使われます。 次に「瀾」は「らん」と読みます。この字は主に大きな波や水の流れを指します。「怒」は「ど」と読み、怒ること、すなわち感情が激しく動く様子を表しています。 最後に「濤」は「とう」と読みます。「濤」も大きな波を意味し、特に海の荒れる様子を示します。 この四字熟語は、情勢の激しさや激動を象徴する言葉として使われることが多いです。音読みが主であり、全体として「きょうらんどとう」と一気に読むことが特徴です。 「狂」と「怒」は感情的な要素を強調し、「瀾」と「濤」は自然現象を比喩的に表現しています。このように、音の響きや漢字の意味からも、強烈な状況や心情を表す力強い表現であることがわかります。
「狂瀾怒濤(きょうらんどとう)」は、非常に激しい波の様子を表す四字熟語です。この表現は、海の波が狂ったように荒れ狂っているさまを示していますが、比喩的には、激しい情緒や、強い感情の動き、また、波乱に満ちた状況を指すことにも使われます。特に、人間社会の混乱や、困難な状況においてもこの言葉は使われることがあります。 「狂瀾」とは、「狂った波」という意味で、思いも寄らない衝突や激動を表現します。「怒濤」は「怒る波」を意味し、これもまた強い感情が爆発している様子を示します。この二つの言葉が組み合わさることで、日常生活ではなかなか味わわない、極端に不安定な状況や精神状態をあらわすことができるのです。 したがって、「狂瀾怒濤」は、物理的な荒波だけでなく、精神的、社会的な荒れ模様をも連想させる非常に力強い表現です。
- 彼は狂瀾怒濤の如く、逆境を乗り越えてきた。
- 経済の狂瀾怒濤の中、企業は生き残りをかけて戦っている。
- 嵐吹雪:荒れ狂う様子。
- 風雨雷電:激しい自然の様子。
- 怒涛如雷:激しい波のように猛々しい様子。
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