
唯唯諾諾の読み方
- 唯唯諾諾
- いいだくだく
「唯唯諾諾(いいだくだく)」は、日本語の四字熟語の一つで、主に「同意することに対して、深く考えずに応じる」という意味があります。この言葉は、4つの漢字から成り立っています。まず、各漢字の読み方を見てみましょう。 1. 「唯(い)」は「ただ」「ただ一つ」という意味を持つ漢字で、読み方は「い」となります。 2. 次に「唯(い)」がもう一度登場します。最初の「唯」と同じように、ここでも「い」と読みます。 3. 次は「諾(だく)」です。この漢字は「承諾する」「応じる」という意味であり、「だく」と読みます。 4. そして再び「諾(だく)」が登場し、同じように「だく」と読みます。 このように、「唯唯諾諾」は「い」「い」「だく」「だく」と読むため、読み方は「いいだくだく」になります。また、この語は音を繰り返す構造を持っており、意味の強調にもつながっています。日本語において、同じ音の漢字を繰り返すことで、感情や状況を表現することがよくあります。この四字熟語はその典型的な例と言えるでしょう。
「唯唯諾諾(いいだくだく)」とは、他人の意見に対して異議を唱えず、ただ従うことを意味する四字熟語です。一般的には、自己主張をせず、無条件に周囲の言動に従う姿勢を表します。 この言葉は、禅宗の教えから派生したもので、それ自体は「唯々(いいいい)」と「諾々(だくだく)」の二部分から構成されています。「唯々」は「ただ」とか「唯一の」という意味を持ち、「諾々」は「承諾する」、「従う」という意味があります。つまり、「唯唯諾諾」は、むやみに従う人々を指し、しばしばこの態度が批判的に使われることもあります。 この四字熟語は、例えば上司や権威者の言葉に対して何も考えずに従う様子を形容する際や、集団の中で自分の意見を持たずに周りに流される人のことを表現するために使われます。しかし、状況によってはこの態度が必要とされる場合もあり、必ずしも否定的な意味だけではないこともあります。
- 彼は上司の意見に唯唯諾諾と従ってばかりいる。
- 会議では、彼は唯唯諾諾な態度を見せていて、自分の意見を全く言わなかった。
- 是是非非:他人の意見に対して無条件に従うこと。
- 迎合:他人の意向や希望に合わせて従うこと。
- 服従:相手の意見や命令に従うこと。
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