
一切合切の読み方
- 一切合切
- いっさいがっさい
「一切合切(いっさいがっさい)」は、日本の四字熟語の一つで、特に日常生活や文学においてよく使われます。この表現は、二つの部分、「一切」と「合切」に分けることができます。 まず、「一切(いっさい)」は、「すべて」という意味を持つ言葉です。漢字の「一」は「一つ」や「全部」を表し、「切」は「切り離す」という意味から転じて、全てを一つにまとめるというニュアンスを含むようになりました。 次に、「合切(がっさい)」は、同じく「すべて」を意味しますが、こちらは少し異なるニュアンスを持っています。「合」は「合う」、つまり複数のものが一つになるということを示し、「切」は同じく、「切り離す」との関連から、全ての部分が一つにまとまるとのイメージを持っています。 このように、「一切」と「合切」を組み合わせることで、より強調された意味で「すべて」を表現しています。特に、「いっさいがっさい」と音を伴うことで、リズミカルかつ口語的な響きを持ち、日常会話において耳にする機会が多くなります。 この表現は、どちらも「すべて」という意味を持つため、強調として使われることが多く、一緒に使うことで言葉に強い印象を与えることができます。日本語の表現として、このような響きのある言い回しが豊かさを示しており、言語の魅力の一端を感じることができます。
「一切合切(いっさいがっさい)」は、すべてのものやこと、または全体を指す表現です。この言葉は、例えば「一切合切を引き受ける」といった形で用いられ、手に負えないすべての事柄をまとめて扱うことを意味します。 「一切」という部分は、「全て」や「あらゆる」という意味を持ち、「合切」は「すべて」とか「全部」という意味の言葉です。つまり、両方の言葉があわせて「すべてのもの」や「すべてのこと」を強調しているのです。この表現は、何かを行う際に、特定のものだけでなく、全てを含めることを意識する際に使われることが多いです。 日常会話やビジネスの場面でも使われることがありますが、特にフォーマルな表現として重宝されることが多いです。例えば、すべての責任を引き受ける場合や、幅広い範囲の問題を取り扱う時などにぴったりな言葉です。 そのため、「一切合切」という表現を使うことで、広い意味合いを持たせたり、強調したりすることができるため、さまざまなシチュエーションで便利に使用されています。
- 彼は一切合切を準備して、旅行に出かけた。
- 一切合切は彼女の責任だと彼は言った。
- 一切:すべてのこと。全て。
- 全て:全部。すべて。すべての物事。
- 総て:一切。すべて。
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