
雲泥万里の読み方
- 雲泥万里
- うんでいばんり
「雲泥万里(うんでいばんり)」という四字熟語は、漢字の読み方とそれぞれの成り立ちに注目することで理解が深まります。 1. **雲(うん)**: 上部に「二」の形を持つ「云(うん)」という字と、下部に「亘」を含む「雲(くも)」は、もともと空に浮かぶ雲を表す漢字です。日本語では「うん」と読まれることが多く、単体で「雲」と読むこともありますが、熟語で使われる際には「うん」と音読されます。 2. **泥(でい)**: 「泥」は「泥土」を意味し、こちらも音読で「でい」と読みます。「泥」は水分を含んだ土、つまり湿った土を指します。場面によっては「どろ」とも読まれますが、四字熟語の中では「でい」と読むのが一般的です。 3. **万里(ばんり)**: 「万」は「百万の一」や「数多く」の意味を持ち、音読みで「ばん」と読まれます。「里」は古代の距離の単位で、日本では約4キロメートルに相当します。この部分は、距離の広がりを表現しており、音読みで「り」と読まれます。 このように、各漢字はそれぞれ特有の意味と音の読み方を持ちますが、四字熟語全体としては「うんでいばんり」と音読することで、特定の意味合いが強調されます。また、「雲」と「泥」という対比から、非常に異なる状態や状況の隔たりを表現する役割を持っています。読み方を理解することで、言葉の持つ雰囲気や背景をよりよく感じ取ることができるでしょう。
「雲泥万里(うんでいばんり)」は、雲と泥のように大きな差があることを表す四字熟語です。この言葉は、物事が非常に異なる状態や、素晴らしいものと劣ったものとの対比を示しています。雲は高い空に浮かぶ軽やかで清らかな存在、一方、泥は地面に存在し重たく不快な印象を与えます。この二つを対比することで、目に見えるほどの大きな格差や、全く異なる性質を持った物事の関係性を強調しています。主に人や物事の優劣を表す際に用いられます。
- 彼は雲泥万里の差で、コンペティションで優勝した。
- 私たちの技術力とその企業の技術力は、まさに雲泥万里の違いだ。
- 天と地:極端に異なること。
- 隔世の感:長い時間の隔たりによって、変化が大きくなった様子。
- 一日千秋:一日が千年にも感じられるほど、待ち遠しいこと。
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