
眩暈の読み方
- 眩暈
- めまい
「眩暈(めまい)」という言葉は、漢字の持つ意味と音の組み合わせから成り立っています。まず、漢字の「眩」は、眩しい、つまり明るくて目がくらむという意味があります。一方、「暈」は、光の周りにできる光の輪や、周囲がぼやけるような状態を表します。この二つの漢字が組み合わさることによって、目がくらんだり、周りの景色がぼやけて見える状態、つまり「めまい」を表現しています。 「眩暈」という言葉を「めまい」と読むのは音読みが使われているためです。漢字の音読みは、中国語の発音を基にしているため、元々は別の言語からの影響を受けています。この場合、「眩」は「げん」(音読み)であり、「暈」は「うん」(音読み)ですが、合わせて読んで「めまい」という日本語が形成されています。 日本語における音読みは、特に漢字が中国から伝わった歴史を背景にしているため、同じ漢字でも異なる音の読み方を持つものが多くあります。「眩暈」の場合も、音読みと訓読みを組み合わせずにただ音読みを使って「めまい」となったことから、その独特の読み方が生まれています。したがって、「眩暈(めまい)」は、このように漢字の成り立ちや音の構造によって、その特有の読み方が形成された言葉といえます。
眩暈(めまい)とは、周囲の物がぐるぐる回っているように感じたり、自分自身が動いているように錯覚したりする状態を指します。これは、平衡感覚を司る内耳や目、脳などに何らかの異常が生じた結果として現れる症状です。眩暈は一時的なものから、長期間続くものまでさまざまで、原因は様々です。例えば、耳の病気、神経の問題、血圧の変動、または疲労やストレスなどが関連しています。眩暈を感じると、立っているのが難しくなったり、吐き気をもよおしたりすることもあります。重い病気の兆候である場合もあるため、継続的に眩暈を感じる場合は、専門医に相談することが重要です。
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