
切歯扼腕の読み方
- 切歯扼腕
- せっしやくわん
「切歯扼腕(せっしやくわん)」という四字熟語の読み方について解説いたします。この言葉は、漢字の音読みと訓読みが組み合わさって成り立っています。 まず、「切(せつ)」は「切る」という意味を持つ漢字ですが、ここでは音読みの「せん」や「せつ」に当たります。「歯(し)」も同様に「は」の音読みです。次に「扼(やく)」は音読みの「やく」であり、「腕(わん)」は「うで」の音を持っており、ここでは「わん」が音読みです。 全体として、「切歯扼腕」は、それぞれの漢字の音を繋げて音読することで「せっしやくわん」となります。これは、漢字一字一字を読んでいく際に、日本語において一般的な音読みのルールに従って進めているためです。 また、四字熟語は一般に、各漢字の意味がまとめられる形で文として使われていますが、その成り立ちにより、音読によって特定の表現を生み出すことができます。「切歯扼腕」もその一つで、漢字各々の発音が整い、抑揚のある言葉として日本語の中で使われるわけです。
「切歯扼腕(せっしやくわん)」とは、非常に悔しい思いをすることや、無念さに堪え難いさまを表現する四字熟語です。この言葉は、歯を食いしばるほどの怒りや苦しみ、そして腕をつかんで抑えるほどの感情の高まりを意味しています。具体的には、自分の力ではどうしようもない状況に直面し、その状況に対して歯がゆく感じたり、無力感に襲われたりすることを指します。 この表現は、昔からさまざまな文学や詩などで用いられ、人の感情の深さや複雑さを象徴しています。例としては、勝負事での敗北や、夢の実現が叶わなかった時に感じる無念さなど、非常に強い感情が伴う場面で使われることが多いです。
- 彼は試験に落ちて、切歯扼腕していた。
- 友人の不幸を聞いて、私は切歯扼腕の思いを抱えた。
- 怒髪天を衝く:非常に怒りがこみ上げてくる様子。
- 呆然自失:驚きや悲しみで我を忘れること。
前の記事: « 出藍之誉の読み方は?難読語の読みと意味を解説
次の記事: 切磋琢磨の読み方は?難読語の読みと意味を解説 »