
韋編三絶の読み方
- 韋編三絶
- いへんさんぜつ
「韋編三絶(いへんさんぜつ)」という四字熟語の読み方について詳しく解説いたします。この言葉は、中国の古典に由来するもので、音読みと訓読みが用いられています。 まず、「韋」は音読みで「い」と読みます。この字は「皮」の一種を指すとともに、特に皮革で製作されたものを意味します。 次に、「編」は「へん」と音読みされます。無論、「編」には「編む」という意味が含まれていますが、ここでは「書物」としての意味が強調されています。 「三」は文字通り「さん」と読みます。この数字は特に多くの物事を数える際に用いられる一般的な数字です。 最後に、「絶」は音読みで「ぜつ」と読みます。「絶」には「断つ」や「途絶える」という意味があり、ここではその動作を強調しています。 このように、「韋編三絶」はそれぞれの字の音読みを組み合わせて、「いへんさんぜつ」と読みます。音読みで構成されているため、全てが漢字の読みの音を反映している点が特徴的です。この言葉は、学問に真剣に取り組む姿勢を表現する際に用いられることが多いです。
「韋編三絶(いへんさんぜつ)」は、中国の古典から由来する四字熟語で、主に学問や勉強に対する熱心さを表現する言葉です。この表現は、中国の著名な学者である「孔子」の弟子である「顔淵(がんえん)」が、心から学問に励む様子を示したものとして知られています。 そこで「韋編」は、古い書物の表面を覆うために使われる「韋(牛の皮)」でできた表紙を意味し、「編」はその本を作ることです。つまり、韋編とは、耐久性のある本のことであり、「三絶」はその本が三度も切れてしまうほど、熱心に読み込まれた様子を表しています。これにより、非常に勉強熱心で、知識を求める姿勢を強調する意味合いを持つのです。 全体として「韋編三絶」は、強い学問への情熱や、自己の成長を目指し不断に努力する姿勢を賞賛する言葉として用いられます。
- 彼は韋編三絶の精神で、毎日遅くまで勉強に励んでいます。
- 学生時代、彼女は韋編三絶の努力を重ね、その結果として優秀な成績を収めました。
- 読書百遍:何度も同じ本を読み返すことによって、深い理解を得ること。
- 精進努力:一生懸命に努力すること。
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