
耽美主義の読み方
- 耽美主義
- たんびしゅぎ
「耽美主義(たんびしゅぎ)」という言葉は、四字熟語の一種で、日本語の音読みに基づいています。この言葉は「耽美」と「主義」の二つの部分から構成されています。 まず「耽美(たんび)」ですが、これは「耽」という字が「おぼれる」「夢中になる」という意味を持ち、「美」は「美しい」ということを示しています。したがって「耽美」は音読みで「たんび」となります。 次に「主義(しゅぎ)」ですが、「主」は「主な」「基本的な」という意味を持ち、「義」は「考え方」「理論」を指します。この部分は音読みで「しゅぎ」と呼ばれます。 両方の部分を合わせて「耽美主義(たんびしゅぎ)」となります。 このように、個々の漢字の読み方を理解することで、全体の言葉の読み方を把握することができます。日本語の漢字は音読みと訓読みがあり、特に四字熟語では音読みが用いられることが一般的です。この読み方を正しく理解することは、言葉の使い方を深く理解するためにも重要です。
耽美主義(たんびしゅぎ)とは、美や芸術を極端に重視し、その美しさや感受性を追求する思想や文化のスタイルを指します。この考え方は、特に19世紀のヨーロッパにおいて発展し、日本でも大正時代に影響を受けた作家やアーティストたちによって広まりました。 耽美主義は、美しさを重要視するあまり、道徳や実用性を無視することもあります。これにより、芸術作品はより個人的で感覚的な体験となり、感情や美意識が豊かに表現されることが特徴です。また、耽美主義を体現する作品には、幻想的な要素、美的な描写、そして時には退廃的な雰囲気が伴うことがあります。 具体的には、小説や詩、絵画などで美の探求が中心テーマとなる場合や、登場人物が美や芸術に対して強いこだわりを持っていることが多く見られます。耽美主義は単なるスタイルにとどまらず、深い心理的・哲学的な探求を反映するものでもあります。
- 彼は耽美主義を追求し、作品の細部にまで美しさを求めている。
- この映画は、耽美主義的な映像美が特徴で、観客を魅了した。
- 美的追求:美を追い求めること。
- 美学主義:美的な価値を重視した思想。
前の記事: « 諸法無我の読み方は?難読語の読みと意味を解説
次の記事: 顛沛流浪の読み方は?難読語の読みと意味を解説 »