
玩物喪志の読み方
- 玩物喪志
- がんぶつそうし
「玩物喪志(がんぶつそうし)」は、四字熟語の一つで、漢字一字一音を組み合わせて構成されています。まずは各漢字の読み方について詳しく解説します。 1. 「玩」(がん) 「玩」は、「あそぶ」や「もてあそぶ」という意味を持つ漢字です。この熟語では「がん」と読みます。 2. 「物」(ぶつ) 「物」は、「もの」を意味し、「ぶつ」と読みます。この漢字は「物質」や「物体」といった言葉にも頻繁に使われています。 3. 「喪」(そう) 「喪」は、「なくす」や「失う」を表し、「そう」と読みます。この字は、喪失感や喪中といった言葉に関連しています。 4. 「志」(し) 「志」は、「こころざし」を意味し、「し」と読みます。この漢字は、人の目標や願いを表す場合によく用いられます。 これらの漢字を組み合わせて、「玩物喪志(がんぶつそうし)」という言葉が形成されています。言葉の成り立ちとしては、物事に夢中になるあまり、本来の目的や志を失ってしまうことを表現しています。読み方を正しく理解することは、日本語を学ぶ上で非常に重要です。
「玩物喪志(がんぶつそうし)」は、中国の古典に由来する四字熟語で、物を楽しんでいるうちに本来の志を失ってしまうことを意味します。この言葉は、「玩物」が物を玩ぶ(もてあそぶ)こと、「喪志」が志を失うことから成り立っています。 この四字熟語は、興味や趣味に没頭するあまり、自分の目標や目的を忘れてしまう様子を表現しています。特に、余暇や趣味においては、楽しいことが時には大切な目標を見失わせる要因になることがあります。たとえば、趣味に熱中しすぎて学業や仕事に集中できなくなったり、重要なことを後回しにしてしまったりすることがあげられます。 このように、「玩物喪志」が示す教訓は、楽しさや遊びの中に埋もれず、自分の目的や目標をしっかり持ち、バランスを大切にすることの重要性です。
- 彼はゲームに熱中しすぎて、勉強の目標を見失ってしまった。まさに玩物喪志だ。
- ビデオ制作に没頭するあまり、仕事の重要性を忘れてしまったので、玩物喪志を警戒しなければならない。
- 志を失う:目標を見失うことを指す。
- 遊興喪志:遊びに興じるあまり、本来の目的を見失うこと。
- 沈迷失志:何かに夢中になるあまり、本来の目標を忘れてしまうこと。
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