
寤寐思服の読み方
- 寤寐思服
- ごびしふく
「寤寐思服(ごびしふく)」という四字熟語は、漢字の意味や音読みから成り立っています。まず、各漢字の読み方とその意味を見てみましょう。 1. **寤(ご)**:この漢字は「覚醒する」という意味を持ちます。音読みは「ご」、訓読みは「さめる」です。寤は主に夢から覚めることを指します。 2. **寐(び)**:こちらの漢字は「眠る」という意味です。音読みは「び」、訓読みは「ねむる」。寐は睡眠や静かに寝ている状態を示します。 3. **思(し)**:この漢字は「思う」や「考える」という意味を持ち、音読みは「し」、訓読みは「おもう」です。思は感情や考えを表す一般的な漢字です。 4. **服(ふく)**:この漢字は「服従する」や「従う」という意味で、音読みは「ふく」、訓読みは「したがう」。服は心の動きを表す言葉として使われます。 この四字熟語全体としては、物事を深く考え、夢から覚めてもそのことを忘れずに思い続ける様子を表現しています。「ごびしふく」という音の響きも、漢字それぞれが持つ意味合いとも調和していて、音の美しさが感じられます。このように、四字熟語は個々の漢字の音読みや成り立ちが大変重要であり、意味を知ることはもちろん、語感を楽しむこともできるのが魅力です。
「寤寐思服(ごびしふく)」とは、目覚めている時と寝ている時の両方を通じて、一つのことについて常に考え続けることを指します。この四字熟語は、主に何かに対する情熱や関心が強く、そのことを忘れずに心に留めている状態を表現しています。 具体的には、ある問題を真剣に思索するあまり、昼も夜もそのことが頭を離れない様子を示す言葉です。このような思いは、時には良い結果をもたらすこともありますが、逆に過度なストレスの原因となることもあります。元々は古典的な文献に由来し、心の叫びや思考の深さを表現する美しい言葉として使われてきました。
- 彼は寤寐思服の思いで、この問題に取り組んでいる。
- 寤寐思服の状態が続くと、疲れがたまる一方だ。
- 考慮熟慮:何度も考えを巡らせて熟考すること。
- 思案五倒:あれこれと考えを巡らせて、なかなか決められないこと。
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